高速WordPress AMI はAmazon Web Services(以下AWS)でご利用いただける無料のマシンイメージです。
すでにAWSのアカウントを持ち、AWSのコンソールにログインしていることを前提にご説明します。
1. EC2インスタンスの作成
1-1. EC2ダッシュボードでインスタンスの作成を始める
AWSのコンソールで「東京リージョン」を選択した後、上部メニュー「サービス」から「EC2」をクリック。
EC2ダッシュボードが開きます。「インスタンスの作成」をクリック。
1-2. 高速WordPress AMIの選択
「ステップ 1: Amazon マシンイメージ (AMI)」の画面が開きます。
左側メニュー「コミュニティAMI」をクリックし「FastPress」で検索。表示された「fastpressAMI」より最新の日付の「選択」をクリック。
もしくは以下リンクから直接高速WordPress AMIを選択できます。
1-3. インスタンスタイプの選択
「ステップ 2: インスタンスタイプの選択」の画面が開きます。
任意のインスタンスタイプを選択し「次の手順: インスタンス詳細の設定」をクリック。
1-4. インスタンスの詳細の設定
「ステップ 3: インスタンスの詳細の設定」の画面が開きます。
デフォルトのままで問題ありませんが、任意で設定変更し「次の手順: ストレージの追加」をクリック。
1-5. ストレージの追加
「ステップ 4: ストレージの追加」の画面が開きます。
デフォルトのままで問題ありませんが、任意でサイズとボリュームタイプを変更し「次の手順: タグの追加」をクリック。
1-6. タグの追加
「ステップ 5: タグの追加」の画面が開きます。
デフォルトのままで問題ありませんが、任意でタグを設定し「次の手順: セキュリティグループの設定」をクリック。
1-7. セキュリティグループの設定
「ステップ 6: セキュリティグループの設定」の画面が開きます。
以下の手順でデフォルトであるSSHに加え、HTTPとHTTPSの設定を加えます。
SSHの設定
タイプ「SSH」の「ソース」を「マイIP」に変更してください。すぐ右の欄に現在アクセスしているIPが入力されます。
HTTPの追加
「ルールの追加」をクリックし、「タイプ」を「HTTP」に、「ソース」を「任意の場所」に設定します。
HTTPSの追加
HTTPS(SSL)を使う場合は「ルールの追加」をクリックし、「タイプ」を「HTTPS」に、「ソース」を「任意の場所」に設定します。
以上設定が済んだら「確認と作成」をクリック。
※ストレージにHDDを選んでいた場合
ストレージにHDDを選んでいた場合、「確認と作成」をクリックした直後に以下のウィンドウが表示されます。
「SSDの方がパフォーマンスが高いのでSSDに変更しませんか」という表示です。任意で選んで問題ありませんがHDDのまま利用する場合は3つ目の「このインスタンスのブートボリュームとしてマグネティックを継続する」をチェックして「次へ」をクリック。
1-8. インスタンス作成の確認
「ステップ 7: インスタンス作成の確認」の画面が開きます。
作成する内容を確認し「作成」をクリック。
1-9. キーペアの作成
「既存のキーペアを選択するか、新しいキーペアを作成します。」のウィンドウが開きます。 「新しいキーペアの作成」を選択し、「キーペア名」に任意の名前を入力し「キーペアのダウンロード」をクリックし.pemファイルを任意の場所に保存します。 ※.pemファイルは後述する仮想マシンのログインに使用します。
キーペアのダウンロードが済んだら「インスタンスの作成」をクリック。
1-10. インスタンス作成開始
「作成ステータス」の画面が開きます。
設定したインスタンスの作成が開始されました。「インスタンスの表示」をクリック。
1-11. インスタンス作成終了
作成したインスタンスの「ステータスチェック」が「初期化しています」となっており、作成中であることが確認できます。
しばらくすると「2/2 のチェックに合格しました」に変わり、インスタンスの作成が完了します。
最後に、管理しやすくするためインスタンスに名前を付けておきます。
2. Elastic IP(固定IP)の設定
作成したEC2インスタンスのIPは再起動のたびに変更されます。IPを固定させるためElastic IPにてアドレスの割り当てと関連付けを行います。
2-1. Elastic IPで新しいアドレスの割り当てを開始する
AWS管理画面左メニューより「Elastic IP」を開き、「新しいアドレスの割り当て」をクリック。
2-2. 新しいアドレスを割り当てる
「新しいアドレスの割り当て」の画面が開きます。「割り当て」をクリック。
新しいアドレスのリクエストが成功を確認できたら「閉じる」をクリック。
2-3. 割り当てられたアドレスを関連付ける
IP一覧に作成したIPが追加されています。
そのIPをチェックし、「アクション」より「アドレスの関連付け」をクリック。
「アドレスの関連付け」の画面が開きます。
「インスタンス」に先ほど作ったインスタンスを選択し「関連付け」をクリック。
以上でElastic IPの関連付けは完了です。
3. WordPressの利用
3-1. インストール情報を取得する
サーバー権限の設定上、WordPressの管理画面上からプラグインやテーマをインストールする時にFTP情報が必要です。
FTPユーザー名は fastpress
、FTPパスワードはサーバーの以下ファイルに記録されています。
/root/fastpress.txt
インスタンスへec2-user
(EC2の初期ユーザー名)とダウンロードした.pemファイルでSSH接続し、ファイルを取得してください。
3-2. WordPressへアクセス
Elastic IPの関連付けをした時点でIPでWebサイトにアクセスできるようになっています。 以下URLの「00.00.00.00」を割り付けたIPに置き換えてください。
http://00.00.00.00/wp-admin
高速WordPress AMIはWordPressがインストール済みのため、管理者ユーザーを設定してすぐ利用できます。
以上で 高速WordPress AMI のインストールは完了です。