WordPress (AWS AMI)
WordPressはブログとしてはもちろん企業サイトやコミュニティサイトなど、CMSとしても幅広く活用されています。
豊富なプラグインや無料のテーマも配布されているため、カスタマイズもしやすくなっています。
構成
標準環境のWordPressと、高速化したWordPressの性能比較
標準環境は、一般的な LAMP の構成としています。
標準環境のWordPress
高速化したWordPress
ab(Apache Bench)で負荷テスト
abとは、apacheで標準装備の負荷テストツールのことです。負荷テストを行うことで、低い負荷ではわからない問題も、想定するアクセスがあった場合にどうなるかを確認することができます。
テーマテストデータを登録してある状態で、リクエスト数 100、同時接続数 20 があった場合を想定してTOPページを計測しました。
標準環境 WordPress | 高速化したWordPress | |
---|---|---|
Time taken for tests | 44.238 seconds |
21.917 seconds |
Requests per second | 2.26 [#/sec] |
4.56 [#/sec] |
Time per request | 8847.506 [ms] (mean) |
4383.461 [ms] (mean) |
Transfer rate | 160.51 [Kbytes/sec] received |
320.87 [Kbytes/sec] received |
Connect (mean) | 26 [ms] |
23 [ms] |
Processing (mean) | 8491 [ms] |
4029 [ms] |
Waiting (mean) | 8145 [ms] |
3977 [ms] |
Total (mean) | 8516 [ms] |
4052 [ms] |
解説
Requests per second
ここの数値を見ることで、1秒間に処理することのできるリクエスト数がわかります。ここの値が高くなるほどに、サーバーが最適化されているという判断ができます。
Connect/Processing/Waiting(Connection Times)
一つのリクエストに対して、接続時間(Connect)、処理時間(Processing)、待ち時間(Waiting)のどこに時間がかかっているかを確認することができます。
また、処理ムラが起きていないかが分かります。