Redmine (AWS AMI)
Redmineは複数のプロジェクトのタスク管理、進捗管理、情報共有が行えるプロジェクト管理システムです。
更新毎のメール通知機能の他、SubversionやGitなどバージョン管理システムとも連携することが可能です。
構成
標準環境のRedmineと、高速化したRedmineの性能比較
標準環境は、一般的な LAMP の構成としています。
標準環境のRedmine
高速化したRedmine
ab(Apache Bench)で負荷テスト
abとは、apacheで標準装備の負荷テストツールのことです。負荷テストを行うことで、低い負荷ではわからない問題も、想定するアクセスがあった場合にどうなるかを確認することができます。
チケットを1000件登録してある状態で、リクエスト数 100、同時接続数 10 があった場合を想定してチケット一覧ページを計測しました。
標準環境 Redmine | 高速化したRedmine | |
---|---|---|
Time taken for tests | 107.654 seconds |
81.210 seconds |
Requests per second | 0.93 [#/sec] |
1.23 [#/sec] |
Time per request | 10765.362 [ms] (mean) |
8120.990 [ms] (mean) |
Transfer rate | 63.03 [Kbytes/sec] received |
83.48 [Kbytes/sec] received |
Connect (mean) | 38 [ms] |
39 [ms] |
Processing (mean) | 10516 [ms] |
7760 [ms] |
Waiting (mean) | 10397 [ms] |
7679 [ms] |
Total (mean) | 10554 [ms] |
7799 [ms] |
解説
Requests per second
ここの数値を見ることで、1秒間に処理することのできるリクエスト数がわかります。ここの値が高くなるほどに、サーバーが最適化されているという判断ができます。
Connect/Processing/Waiting(Connection Times)
一つのリクエストに対して、接続時間(Connect)、処理時間(Processing)、待ち時間(Waiting)のどこに時間がかかっているかを確認することができます。
また、処理ムラが起きていないかが分かります。