株式会社リンク様に訊く、国内クラウドベンダーの働き方と強み | クラウドアドバイザー | AWS構築運用会社
 

株式会社リンク様に訊く、国内クラウドベンダーの働き方と強み

CloudAdvisor Working Research 2017 in Tokyo にて賞品のPSVRを当選された、 株式会社リンクの矢田様へお届けに伺いました。 イベントの趣旨にある「働き方」に関連してリンク様での働き方に関する話題、また国内クラウドベンダーとしての気になる点をインタビューしました。

株式会社リンク 矢田様へのインタビュー

矢田 慎二様 株式会社リンク クラウド・ホスティング事業部 営業部マネージャー。 営業部の進捗や売上管理などのほか、2,000社以上の既存顧客への営業活動や新規顧客開拓も担当。

複数のクラウドサービスで業務改善を実践

– アンケートでは他社の多くの方も情報共有やコミュニケーションを課題に挙げることが多かったのですが、情報共有の面についてリンク様ではチームで実践されていることはありますか? 矢田様 : 私の営業部は現在7名で、デスクも近いので普段は口頭で情報共有していますが、週一の営業会議では kintone を使って進捗管理をしています。 日々の活動内容や売上管理、案件ごとの予算や確度管理など、CRM的な使い方をしています。 そのほかでは、プロジェクト単位で backlog や Brabio を使ってタスクや進捗を管理しています。 以前は Salesforce を使っていたこともありましたが、それほど複雑な機能を必要としなかったため、他のサービスを探すうちに今のような形になりました。 実務面でも Salesforce を使っていた時と大差ない状態にできていると思います。複数のサービスを使ってはいますが、弊社独自の使い方はしておらず一般的な使い方をしているのではないかなと思います。 – ありがとうございます。複数のサービスを使われて業務効率の改善を実践されているようですが、そのうえで現在注目しているクラウドサービスはありますか? 矢田様 : はい、最近は Office365 Planner を使い始めています。 カンバン方式のタスク管理サービスでOffice365の他サービスとの連携ができるので、使いこなせれば便利なのではと期待して利用方法を模索しています。 – 弊社でも Planner と似たようなサービスの Trello を一部で利用していますが、Officeとの連携は魅力ですね。

国内クラウドベンダーとしての強みは「3つの安心感」

– リンク様はベアメタルクラウドもご提供されているクラウドベンダーのため海外大手のクラウドと比較されることは多いと思いますが、国内ベンダーならではの差別化や強みはございますか?
ベアメタルクラウド
ベアメタルクラウド
矢田様 : 海外大手のクラウドサービスは便利な反面、運用される方にある程度のスキルが求められますし、万が一のトラブル時でも自己解決が必要になると言えます。また料金体系も複雑で、従量課金や相場変動など予定外の課金が発生するリスクも考えなければなりません。 リンクでは at+link というホスティングサービスを20年以上運営しており、そのノウハウとサポートに基づく安心感はどのクラウドベンダーにも勝る一番の強みだと自負しています。「ベアメタルクラウド」では、他社との差別化として大きく3つの安心感をご提供しております。 一つ目に必ず専属営業担当が対応する安心感。導入時はもちろん、運用後も定期訪問や必要に応じたコンサルティングを欠かしません。コスト削減も積極的にお手伝いしますし、万が一のトラブル時でも最後まで責任をもって対応します。 二つ目にサポートの安心感。弊社のサポートはメールはもちろん、電話でも24時間エンジニアが直接対応しますので、万が一のトラブルや技術的なご相談にもすぐお応えできます。 三つ目に料金の安心感。海外大手クラウドは従量課金でドル建てのためレート変動もあり、料金面で不安定なところがあります。対してリンクは毎月固定額でご利用いただけます。 ベアメタルクラウドの機能面としては、物理サーバーを限りなくクラウドっぽく使えるところが大きな強みです。初期費用0円で日単位での利用が可能だったり、スナップショットで保存したイメージバックアップからリストアや複製操作が可能であったりと、従来の物理サーバーの概念を覆す使い勝手の良さが魅力です。無償トライアルも可能ですので、ベアメタルクラウドを体験されたことのない方には、ぜひ一度気軽にお試しいただきたいですね。 – クラウド導入へ不安を感じる方はまだ多いと思いますので、安心感への取り組みは重要ですね! 最後に、今後クラウドアドバイザーに期待することやご要望などはありますか? 矢田様 : サーバーの保守運用は障害が起きないことが一番良いのですが、お客様としては何も起きなくとも数万円の料金が発生するので「監視はもういいや」という話が出る可能性もあります。 実際は監視で多数の攻撃を未然に防いでいるから障害が発生せずに済んでいるのですが、運用担当者からのレポートなど目に見える形で頂ければお客様も守ってもらえている実感が湧くと思います。 – 平穏無事に済んでいる理由の証明も安心感に繋がる要素ですね。安心感への取り組みと併せて参考にいたします。

さいごに

グループウェアやCRMなど多機能型のクラウドサービスを導入している企業は多いですが、最近はシンプルに一つの領域に特化したWebサービスも多く、リンク様のように複数のサービスを適材適所に使うことで業務効率を上げるスタイルも一般化しています。 今回は以下のサービスが話題に挙がりました。いずれも人気サービスです。 組織や業務内容ごとに合うサービスも様々かと思いますので、自分自身や同僚・部下のワークライフバランス改善に一番役立ちそうなクラウドサービスを探してみてはいかがでしょうか。