AmazonRDSで新しいマルチAZ用のイベント追加 | クラウドアドバイザー | AWS構築運用会社
 

AmazonRDSで新しいマルチAZ用のイベント追加

2021年2月19日にAmazonRDSで新しいマルチAZ配置用のイベントが追加されました。下記公式ページです
Amazon RDS がマルチ AZ 配置用の新しいイベントを発行

Amazon RDSとは

Amazon Relational Database Service (Amazon RDS) は、AWS クラウドでリレーショナルデータベースを簡単にセットアップ、運用、スケーリングできるウェブサービスです。業界標準のリレーショナルデータベース向けに、費用対効果に優れた拡張機能を備え、一般的なデータベース管理タスクを管理します。Amazon Relational Database Service (Amazon RDS) とは

MySQLやMarinaDBを始めとしたRDBMSを利用することができるフルマネージドのリレーショナル型のデータベースです。通常、サーバー(EC2)にMySQLなどをインストールするのは少し手間がかかりますが、AmazonRDSはサーバーの準備がいらず構築後すぐにデータベースを使用することができます。他にも様々なメリットがあるので詳しくは公式ページを御覧ください。
Amazon Relational Database Service (RDS)

マルチAZとは

マルチAZとは、同一リージョン内に存在する複数のアベイラビリティゾーンにリソース(サーバーなど)を配置することです。こうすることで一つのアベイラビリティゾーンで障害が発生したときでも、可用性を保つことができます。
AmazonRDSではマルチAZ環境における一般的な障害の検出と復旧が自動的に行われます。サーバー管理者が再起動などの手順を踏む必要がないため、障害が発生しても迅速にデータベースを利用することができます。

AmazonRDSが障害発生時に自動で待機系に切り替わる(フェールオーバー)のは以下です

  • プライマリアベイラビリティゾーンの可用性損失(アベイラビリティゾーンでの障害発生)
  • プライマリDBインスタンスへのネットワーク接続の喪失(DBへのネットワーク接続ができなくなったとき)
  • プライマリDBインスタンス上でのコンピューティングユニット障害(DBのCPUやメモリ障害)
  • プライマリDBインスタンスにおけるストレージ障害(DBのストレージの障害)
  • 何が追加されたか

    マルチAZ環境のAmazonRDSでコンピューティングリソース(インスタンスタイプなど)の変更やメンテナンス期間中の更新の適用などのアクションを理由とする、計画されたフェイルオーバーによる新しいイベントも報告するようになりました。

    まとめ

    AWSでは障害発生を想定してマルチAZ環境を推奨しています。例えばRDSのSLAは99.95%ですが、これはマルチAZが前提とされています。マルチAZで高い可用性にすることが出来ますが、その分料金もかかります。自分たちの環境に応じて環境を設定して運用していきましょう。