Amazon EC2 Mac インスタンスが macOS Big Sur のサポートを開始 | クラウドアドバイザー | AWS構築運用会社
 

Amazon EC2 Mac インスタンスが macOS Big Sur のサポートを開始

2021年年2月23日にEC2 MacインスタンスでmacOS Big Surのサポートが開始されました。下記は公式ページです
Amazon EC2 Mac インスタンスが macOS Big Sur のサポートを開始

Macインスタンスとは

AWS EC2でmacOSをAMIとして実行できるというものです。6コア12スレッドの第8世代Core i7プロセッサと、32GiBのメモリを搭載したMac miniが専有出来ます。
EC2 Mac インスタンスは下記の動画がインパクトもありわかりやすいです。

なにができるようになったか

macOS Big Sur(11.2.1)が実行できるようになったことで、Xcodeバージョン12.5以降の実行ができるようになりました。これによりiOS14.5, iPadOS14.5, tvOS 14.5, watchOS 7.4, macOS 11.3用のアプリケーション開発などができるようになりました。

実際に対象のリージョンでBig Surが選択できるようになっていました。



リージョン

利用できるリージョンは限られています。以下の通りです。

  • 米国東部 (バージニア北部)
  • 米国東部 (オハイオ)
  • 米国西部 (オレゴン)
  • 欧州 (アイルランド)
  • アジアパシフィック (シンガポール)
  • 料金

    Mac mini一台を専有で利用するため料金は高いです。
    バージニアリージョンで一時間あたり1.083USDかかります。24時間で25.992USDなので日本円で約2700円です。

    Amazon EC2 Dedicated Hosts の料金

    まとめ

    2020年12月にEC2 macインスタンスが発表されたときはMojave, Catalinaのみの提供でしたが、新しくBig Surが提供されました。今後Appleシリコン(M1チップ)のMac miniも提供するという話があるので、インテル版とAppleシリコン版で2つのMacを用意しなくても、AWS上で動作確認できるようになるかもしれません。