AWSLambdaで4つのTrustedAdvisorチェックを追加 | クラウドアドバイザー | AWS構築運用会社
 

AWSLambdaで4つのTrustedAdvisorチェックを追加

2021年3月8日にAWSLambdaで4つのTrustedAdvisorチェックを追加しました。下記公式ページです。
AWS Lambda が 4 つの Trusted Advisor チェックを追加

AWS Lambdaとは

Lambdaとはサーバーレスでコードを実行できるサービスです。実行したい処理だけを開発すればよいので、サーバーの準備などの手間がなくなります。Lambdaではなんらかのイベントをトリガーにすることができるので、例えば「S3にファイルが配置されたらコードを実行する」, 「API GatewayにPOSTが送られたらコード実行」ということが出来ます。
詳しくは公式ページを御覧ください。AWS Lambda

TrustedAdvisorチェックとは

TrustedAdvisorチェックとはAWSのベストプラクティスにしたがってリソースを管理するのに役立つツールです。それに従って今設定されているものを自動的にチェックしてくれます。管理項目は「コストの最適化」、「セキュリティ」、「耐障害性」、「パフォーマンス」「サービスの制限」です。詳しくは公式ページを御覧くださいAWS Trusted Adviso

何が出来るようになったか

LambdaでTrustedAdvisorを利用して下記4つの項目をチェック出来るようになりました。以下公式からの引用です。

  1. 高いエラー率
    • 過去 7 日間のエラー率が 10% を超える関数をチェックします。Lambda は、関数のリクエスト数に基づいて課金されます。関数のエラーにより、再試行が発生し、追加料金が発生する場合があります。
  2. 過剰なタイムアウト
    • 過去 7 日間のタイムアウト率が 1% を超える関数をチェックします。タイムアウトは、Lambda が関数の実行を許可し、それを停止するまでの時間です。過剰なタイムアウトにより、関数の再試行と追加の実行時間が発生し、リクエスト料金と当該期間に対する請求が発生します。
  3. 非推奨(または非推奨になりそうな)ランタイムの使用
    • 非推奨とされたか、非推奨になりそうな関数ランタイムをチェックします。
  4. 単一のAZでのVPC対応関数
    • 単一のアベイラビリティーゾーンでのサービス中断に対して脆弱な VPC 対応の Lambda 関数をチェックします。AWS では、高可用性を実現するために、VPC 対応の関数を複数のアベイラビリティーゾーンに接続することをお勧めします。

チェック内容はコンソールで確認できるほか、AWS サポートAPIを利用して確認することが出来ます。

まとめ

Lambdaが課金されるのは実際にコードを動かした時間になるので、高いエラー率や過剰なタイムアウトがチェック出来るようになったことで、エラー箇所を判定し改善することで、AWSの料金を安くすることが出来るかもしれませんね。